豊橋市の複数箇所で廃プラスチックとみられる大量の梱包(こんぽう)体が野積みされている問題で、住民組織「野積み廃プラから町民を守る会」は26日、同市西山町の野積み施設で一部が崩落したことを明かした。会は事前に予定していた市への陳情の場で、早急な原状回復のための法に基づく権限で早急な調査と行政処分を求めた。
会によると26日午前9時半頃、梱包体が崩れているのを発見した住民が市廃棄物対策課に電話で通報した。駆け付けた市職員が確認、事業者と打ち合わせた上で路上の散乱物なども撤去した。住民らによると、散乱した内容物はガラス片などごみが多かったという。
現場は二川南小学校区の市道で、同校や二川中学校の生徒らが通学路としても利用する。
これまで市内8か所で野積み施設が確認されている。昨年5月末で野積みされた梱包体の総量は約2万4000㌧と推計される。業者は再利用可能な有価物と主張する一方、長期間放置された状況などから会は廃棄物としている。4月下旬に豊清町でも新たな野積みを確認したが、会員の抗議で撤去された。
5月8日に西山町で会が開いた市民向け説明会には120人が参加。アンケートで多くが市主催の住民説明会を望んでいることも分かった。
この日は伊藤健一会長ら会員らが田中久雄環境部長、松崎正尚議長らに陳情書を手渡した。
陳情書には、梱包体について「有価物であることを否定できない」とする市の結論について、根拠ある回答を再度求めるなど5項目を盛った。
伊藤会長は「梱包体の崩落の他、火災の恐れやごみの臭気なども住民を悩ませている。恐れていた事態が現実化して残念な思いだ」と市の早急な対応を望んだ。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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