田原市消防本部と市内外の医療機関が21日、化学物質による特殊災害を想定した初の傷病者対応訓練を同市野田町の「ふるさと教育センター」で実施した。市内の臨海工業地域では化学物質を扱う事業所も多く、有事の態勢を整えることで企業誘致にも役立てたい考えだ。
消防関係者や市内の愛知厚生連渥美病院、ドクターヘリを持つ藤田医科大学と愛知医科大学の各機関の約80人が、発災時の傷病者への対応と連携について確認した。
訓練はセンターのアリーナで改修工事中に有機溶剤が漏れ出したという想定で始まった。防護服を着用した消防隊員が要救助者を屋外の専用テントへ運んで除染。渥美病院の職員らと治療の優先度を判定し、ドクターヘリの到着を待った。
指揮担当の職員は「三河港臨海部の工業地域には有機系の溶剤を使う企業も集積する。地震などの二次災害としての発生も想定され、対応策を積み上げて働く人の安心と安全にもつながる」と意義を説明した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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