これからは地方の時代 豊橋技科大生に地元起業家が助言 豊橋JC例会

2026/08/26 00:00(公開)
講師を交えグループワークで意見交換する学生とJC会員ら=豊橋商議所で
講師を交えグループワークで意見交換する学生とJC会員ら=豊橋商議所で

 豊橋青年会議所は24日夜、豊橋商工会議所で8月例会を開いた。豊橋技術科学大学の学生らが受講し、地元の起業家が自ら決断し未来を切り開く重要性などを助言した。続くグループワークは豊橋での起業をテーマに、学生が持つ技術を生かしたアイデアを練った。

グループの意見を発表する学生
グループの意見を発表する学生

 第1部は同大を卒業後に市内で起業した藪内龍介さん(Lirem社長)と、稲葉一恵さん(PLANT CASE社長)が講義した。

 

 大学を卒業した2021年10月にを創業した薮内さんは、5年間で起業家育成プログラム「火-Okoshi(ひおこし)」を全国展開するまでに成長した。現在は次のステップとして新規プロジェクトと人材をマッチングする事業を新たに立ち上げている。

 

 藪内さんは「これからは地方の時代だ。AIの発達で正解ではなく課題を発見する能力が求められる。多くの産業も技術が地方に眠る」と潜在力の高さに着目した。そのうえで「豊橋で起業してよかった。肝心なことはどこで働くかではなく、自分で決断できたかだ」と助言した。

 

 稲葉さんは同大と愛媛大学のテックベンチャーで施設園芸の二酸化炭素最適化や生産効率化などに携わった。25年の起業までに家庭の事情などもあり、会計事務所や中小企業の管理職も経験した。これらを踏まえ「働き方を自由に選べるが、世の中にないものを提案して資金を得る難しさもある。資金面などいつでも動けるだけの準備もしてほしい」と述べた。

 

大学で学んだ技術で何ができるか グループワークでアイデア発表

 

 第2部は起業をグループで討議。情報・知能工学系4年の飯島優人さんは「明確な起業の意思は固まっていないが、今学ぶスキルが社会にどう生かせるかの一端が分かった」と話した。

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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