豊川高の小島夢貴、パンパシ200背初V 「切り替えて頑張る」アジア大会へ決意

2026/08/27 00:00(公開)
パンパシフィック選手権で自身初の金メダルを獲得した小島選手(提供)
パンパシフィック選手権で自身初の金メダルを獲得した小島選手(提供)

 競泳のパンパシフィック選手権(米アーバイン)の男子200㍍背泳ぎで1分55秒38の自己新記録で初優勝した豊川高校3年の小島夢貴選手がレースを振り返った。9月のアジア大会では200㍍と400㍍の個人メドレーで日本代表として出場する。「しっかりと切り替えて頑張りたい」と意気込んだ。

 

中京大での「屋外プール対策」実る

 

 前日にあった本命の400㍍個人メドレーでは日本人選手の出場枠の関係で決勝に進めず、200㍍では4位。「感覚は悪くはなかったし、疲労があった中での泳ぎとしてはまずまずだったが、前半から良いレースができなかった」と悔しさを残した。

 

 背泳ぎは専門外で特化練習はしておらず「まったく狙ってなかった」と話す。予選で全体2位通過すると、決勝では前半4番手から最後のターンで先頭に躍り出て、突き放した。「本当は個人メドレーで優勝したかったが、勝ち切ることが大事だと思うのでそこは良かった。プランは狙い通り」と語った。勝因は大会前の実戦練習だった。屋外プールでの実戦に備え、中京大学で対策を積んだ。真っすぐ泳げずぶつかる選手も目立ったが「背泳ぎは天井がないと違和感があるが、慣れたことが大きかった」と振り返った。

 

性格も泳ぎも「父譲り」

 

 父の貴光さんも元競泳選手で、2006年のパンパシフィック選手権に出場した。3歳から水泳を始め「小さい頃は父に教えてもらっていた。父の泳いでいる姿を見たことがなく、すごく意識したことはあまりなかった」と明かす。それでも「いろいろな人に父と泳ぎ方や性格が似ていると言われ納得した」と話す通り、背泳ぎなどで足を横にクロスさせる独特のキックや、水面と水平を保つずば抜けた基本姿勢、めったに笑わない性格まで父譲りだ。父が届かなかったメダルを手にして「まあよかった」と控えめに笑った。帰国後にメダルを父の胸にかけると「すごいな」と褒められたという。

 

  アジア大会の個人メドレーでは、パリ五輪400㍍銀メダリストの松下知之選手ら強敵ぞろいだ。会場は東京アクアティクスセンター。「泳ぎやすい会場で自信はある。調子は悪くない」と力を込めた。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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