豊橋で障害者はたちのつどい

2017/01/08 00:00(公開)
誓いの言葉を述べる服部さん=あいトピアで
 豊橋市内の20歳を迎えた障害者らの新たな門出を祝う「2017年豊橋市障害者はたちのつどい」(同つどい実行委・同市社協・豊橋善意銀行主催)が7日、同市総合福祉センター「あいトピア」で開かれた。晴れ着姿の新成人を、保護者や関係者が祝福した。
 この日は、新成人76人のうち30人と、保護者や来賓らが出席。かしこまって座る新成人を前に、山下徹実行委員長があいさつ。激励と共に20年間育ててきた保護者をねぎらい、「これから皆さんが将来やりたいことを家族でいっぱい話してほしい。保護者の方は本人がどう生きていきたいかを感じ取ってあげることが必要。きょうを話し合う日にしてもらえたら」などと呼び掛けた。
 続いて、市川勝太郎・社協会長と水野勲・善銀会長が、激励と共に記念の腕時計を新成人一人ひとりに贈呈した。
 佐原光一市長ら来賓祝辞の後、豊橋市肢体不自由児(者)父母の会の服部竜一さんが新成人を代表し「誓いのことば」を述べた。20歳を迎えた喜びや両親や友人への感謝、「これからは社会人としての責任だけじゃなく、自分らしく生きていくことが支えてくれた人たちへの恩返し」などと読み上げ、会場から大きな拍手が送られた。
 続く交流会では、ちぎりわいわい太鼓の演奏や、コメディーパフォーマー・トントさんのステージなどが行われ、出席者を楽しませた。
 つどいは「周囲を気にすることなく成人を祝いたい」との保護者らの要望に応えて始めたもので、今年で34回目となる。
(田中博子)
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