豊川で「郷土芸術家五人展」が開幕

2017/03/04 00:00(公開)
新作など力作の数々を披露した5作家=豊川市商工会議所で
 豊川商工会議所で3日、同市在住の芸術家5人による第23回「郷土芸術家五人展」(同会議所主催)が開幕。地元の芸術をけん引する5人が見応えある力作の数々を発表するもので、初日は開場直後から多くのファンでにぎわった。5日まで。
 東三河を拠点に活躍する5人の活動を紹介する恒例の作品展で、初日は開場式が行われ、出展作家や関係者でテープカットし開幕した。開場後に行われた、作家作品が当たる抽選会には約200人のファンが詰めかけた。
 作品は新作が中心。山本須美雄さん(彫刻)は女性の姿を借りて自然の有り様を表現した新作の木彫作品「森からの風」をはじめ、テラコッタの作品など計7点を展示。権田穂園さん(書)は李白の書などの他、3年前に豊川高校が甲子園出場した際にしたためた書を大きく横書きで再び揮毫した「凡事徹底」、大リーガーのイチロー選手へも軸で贈ったという「勇者不懼」を篆書で力強く書いた大作、普門寺副住職が教え子という縁もあって手掛けた「普門」など6点を発表した。
 後田和孝さん(陶芸)は、できたばかりという滑らかでシンプルなフォルムが美しい青白磁の壺や焼き直して表情を変えた作品など7点を、宮嶋政穂さん(現代美術)は新作3点に、経年変化を楽しむため絵の具を吹き付け、布で拭き取り箔を施したシリーズ作「Nirvana」も出品した。
 また、壁谷文子さん(日本画)は身近な風景、植物などを自身の中で昇華させて優しく描いた、150号の「冬の田」「春の田」など4作品を披露している。
(田中博子)
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