健康や「ウェルビーイング」について考える「第26回ハートの日」(実行委員会主催、東愛知新聞社など後援)が9日、県立時習館高校で開かれた。同校との連携開催は初。
学校西館では「ウェルビーイングな体験」をテーマに、健康に関するさまざまな催しがあった。医療体験のブースは特に人気で、医療器具を使った外科縫合や採血、カテーテル医療には多くの参加者が集まった。
カテーテル医療では脳などの血栓を取り除く体験があった。参加者は慎重に器具を操作し、脳の血管を模した装置の中から血栓に見立てた粘土を取り除いた。体験した人は「血管を傷付けないようにと思うとドキドキした。楽しかった」と語った。
教育工学棟では豊橋ハートセンターの医師らによる仕事紹介や健康に関する講演があった。
寺田安孝校長は現在工事中の時習館高校付属中学校を紹介した。世界で競争でき、失敗を恐れず挑戦的に物事を決められるリーダーの育成課程として、体験活動などを通して生徒自らが課題を設定する探究学習や、高校生と一緒に高校レベルの授業が受けられる仕組みなどを説明した。
医学部を志す生徒が時習館高校に多い。命を預かる志を学べる医学探求を中学生も受けられるようにする考えを示し「もし皆さんの中で将来医者になりたいと思っている人がいたら、時習館に来てくれると医学探求を受けられるかもしれない」とアピールした。
10日は「穂の国とよはし芸術劇場プラット」で講演会がある。豊橋ハートセンターの鈴木孝彦院長や寺田校長らがウェルビーイングをテーマに語る。入場無料。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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