緊迫する北朝鮮情勢

2017/04/20 00:00(公開)
アースシフトの販売する地下シェルター「ソトチカ」
シェルターなど安全守る設備や商品へ関心高まる

 「核戦争には、核攻撃で対応する―」。北朝鮮の高官の威圧的な言葉は、米国をはじめとする国際社会への対決姿勢を改めて示した。弾道ミサイルの射程圏内にある日本では、シェルターなど身の安全を守る設備や商品への関心が高まっている。
 豊橋市の代理店・モンテマンドルなどを通じ、東海地方で地下シェルターを販売するアースシフト(本社・静岡県静岡市)には、朝鮮半島情勢の緊迫度が増した今月から問い合わせが相次ぐ。
 テレビ番組でもシェルターが取り上げられたこともあり、18日は一日で10件以上の問い合わせが寄せられた。担当者は「シェルターの性質や、価格に関する問い合わせがほとんど。明らかに皆さんの関心が高まっています」と話す。
 同社は、近年発生が懸念される南海トラフ地震の対策として、完全防水耐震地下シェルター「ソトチカ」を販売。地震に強い円筒形二重殻構造で、津波や洪水でも浸水せず、1週間分の食糧を備蓄できる。基本価格は200~250万円となっている。
 「核戦争に耐えられるか」という相談も受けている担当者は「もともとは津波などの自然災害を想定したシェルターなので、ミサイル直撃には対応できないが、オプション機能も含めてご要望に応えるように努めています」と話している。
 また、豊橋市仁連木町の工務店・和蔵は、津波や火災を想定し、鉄筋コンクリート製で半地下構造の家庭用シェルターを販売。南海トラフ地震に備える市民から日常的に問い合わせを受けている。核攻撃には対応していなが、同社は「いずれ核シェルターの開発も視野に入れています」と話している。
(由本裕貴)
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