農産物の海外販路開拓 三遠南信4市が連携

2017/11/06 00:00(公開)
トマト農場を見学するマレーシアのバイヤーら=豊橋市内で(提供)
 県境を接する東三河と遠州、南信州からなる三遠南信地域の自治体が連携し、今年度から農産物の海外販路開拓に取り組んでいる。通年で幅広い農産物の販売が可能で、他産地との差別化が図れるメリットを生かし、今年度はマレーシアへアプローチをかける。19日は佐原光一豊橋市長、25日には山下政良田原市長らが同国クアラルンプール市で販売促進活動を行う。 
 野菜や果物を海外に売り込もうと、豊橋、田原、浜松、飯田4市が連携。各市は農業産出額全国1位の田原市をはじめ、浜松市7位、豊橋市10位で、飯田市も果物の生産が盛ん。
 先月25、26の両日には、同国の小売店や青果輸入商社のバイヤーら3人が4市を訪問。豊橋市では、石巻本町の選果場や次郎柿農場、ミニトマトを栽培しているハウスなどで、農家らが安全性や品質の高さをPRした。
 一方で、同国での「三遠南信」の知名度は低く、バイヤーらから特色あるノベルティを配り、名前の浸透を図るべきとの声も聞かれた。また、豊橋市の人気ミニトマト「あまえぎみ」は、糖度の高いトマトになじみがないため、試食の提案もあった。
 4市は今年9月、クアラルンプール市内の小売店で試験販売を実施。11月17~26日には、市内の小売店5カ所でプロモーションを行う。豊橋市の次郎柿と「あまえぎみ」のほか、イチゴ(田原市)やミカン(浜松市)リンゴ(飯田市)などを販売する。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

光生会 蒲郡信用金庫 住まいLOVE不動産 虹の森 さわらび会 藤城建設 パーソナルカラー診断の名古屋・愛知
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国