国道23号・国坂トンネルで貫通式

2017/11/26 00:01(公開)
豊川側から差し込む光を浴び、鏡開きで貫通を祝う関係者ら=国坂トンネルで
 国道23号バイバス(BP)で未開通となっている豊川為当インターチェンジ(IC)~蒲郡ICの区間で、豊川市と蒲郡市を結ぶ国坂トンネル(仮称)の貫通式が25日、トンネル内で行われた。未開通区間では3本のうち2本目のトンネルの貫通で、「名豊道路」完成へ一歩近付いた。
 昨年10月から掘削工事を進めていた延長678㍍の国坂トンネルが貫通。豊川市の山脇実市長、蒲郡市の稲葉正吉市長らによるトンネル中央部での発破式の後、豊川市御津町側の青空から差し込む光を浴びながら神事が行われた。「通り初めの儀」では、山脇市長と稲葉市長が出入り口付近で握手し、万歳で貫通を祝った。
 同区間では、すでに完成している蒲郡側の五井トンネルに次いで2本目のトンネル貫通。9月から工事を開始し、来年春にも貫通を見込む豊沢トンネルも含め、国坂トンネルが最長となる。
 3本すべてのトンネルが完成し、蒲郡BPの東部区間が開通すれば、豊橋市から名古屋圏までを信号なしで接続する総延長約72㌔の「名豊道路」が誕生する。山脇市長は「トンネルの中から見えた豊川の空が、あすへの希望に満ちた光に見えて感激した」と節目の日を喜んだ。
 また、用地買収で地権者との交渉も順調に進み、国も関心を寄せていることに、稲葉市長も「開通へ着実に進んでいると肌で感じる」と話した。
 工事は大日本土木や横山工業が担当し、豊川市側の坑口部は県道の下を掘削したため、変位計測を含めた施工管理や補強工事で進めてきた。
 式典後には蒲郡市の東廓(くるわ)チンドンによるチンドン屋芸や、豊川市御津町御馬の笹踊りも披露され、貫通を祝福した。
(由本裕貴)
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