【田原】災害時に渥美半島の孤立化防げ 県内訓練初のオスプレイ参加

2026/01/25 00:00(公開)

 陸上自衛隊中部方面隊(兵庫県伊丹市)は24日、田原市の白谷海浜公園などで南海トラフ地震を想定した災害対処訓練を行った。半島防災がテーマ。航空輸送機「V22オスプレイ」が県内での防災訓練に初参加した。渥美半島の孤立化を防ぐため、市や関係機関が速やかな連携を確認した。

 

 方面隊管内の広域で19~25日に実施する大規模訓練「07南海レスキュー」の一環。自衛隊員約3500人のほか、東海から中国四国地方までの41自治体や国土交通省、電力・通信などの民間企業が参加している。指揮所訓練をはじめ、期間中に各地で実働訓練を行う。

 

 田原市では訓練2日目のこの日、津波災害に伴う孤立化と停電を想定。白谷海浜公園と渥美運動公園などで海上と空からの物資輸送訓練に取り組んだ。

 

 白谷海浜公園ではエアクッション艇「LCAC」により、インフラ復旧のために派遣される国交省の車両と中部電力の「高圧発電機車両」を海岸まで運ぶ訓練があった。海上自衛隊の輸送艦「しもきた」から出発した揚陸艇が災害支援物資に続く第2陣としてこれら車両を運んだ。

 

LCACから発進する車両=田原市白谷海浜公園で
LCACから発進する車両=田原市白谷海浜公園で

広域カバーする航続距離、長距離輸送の優位性確認

 

 渥美運動公園ではオスプレイによる災害支援物資の輸送訓練があり、三重県の明野駐屯地から段ボール箱40個分の水と食料が運ばれた。豊川駐屯地の隊員が受け取り、有事に出動する即応予備自衛官らがトラックで市内の輸送拠点へ向けて運んだ。

 

 オスプレイの使用について、方面隊は広域での輸送を念頭に、航続距離の長さを重視して投入したと説明した。

 

 訓練を視察した山下政良市長は、能登半島地震を踏まえ「同じ形状だが面積が5分の1の渥美半島は孤立化の可能性がより高い。市民の意識向上に努めたい。自衛隊とは離着陸施設の提供などで連携を深めたい」と前向きに語った。

砂を巻き上げながら着陸するオスプレイ=田原市渥美運動公園で
砂を巻き上げながら着陸するオスプレイ=田原市渥美運動公園で
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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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