ブロー成形によるクリエイティブパッケージメーカー・本多プラス（新城市）の本多孝充社長（48）が、起業家表彰制度の「ＥＹ　アントレプレナー・オブ・ザ・イヤー　２０１７　ジャパン」（ＥＹジャパン主催）でアクセラレーティング（２年以上の経営者）部門で大賞、今回から新設された特別賞「グローバル・エクスペリエンス・モナコ賞」のダブル受賞をした。
　制度は新たな事業領域に挑戦する起業家の努力と功績をたたえる国際的な取り組み。来年６月にモナコ公国で世界大会が開かれる。
　本多社長は県産業労働部の推薦を受けて東海北陸大会に出場して大賞となった。11月28日に行われ、11人が臨んだ日本大会の同部門で他１人と共に大賞に選ばれた。
　大会では５分間のスピーチを行い、本多社長はプラスチック加工メーカーの３代目として事業を行い、先代社長が確立したブロー成形部門に美しさや洗練性などデザイン性を高めた。「人脈を広げて多くのアドバイスを受け、取引先だけでなく他の人たちにも伝えていくことの大切さを知りました」と語る。
　モナコ賞では現地で行われる世界大会への出席が決まった。「モナコは23歳の時にバックパッカーでバス旅行して以来。今度はきちんとタキシードを着ていきますよ」と心待ちにしている。
（安藤聡）