新城・鳳来寺山の傘杉に大しめ縄

2017/12/30 00:00(公開)
傘杉の幹に真新しいしめ縄を飾る保存会員ら=鳳来寺山参道で
 新城市門谷の鳳来寺山中腹に立つ傘杉(かさすぎ)に29日、今年も大しめ縄が取り付けられた。地元住民らが力を合わせて長さ7・5㍍、直径12㌢、重さ25㌔のしめ縄を飾り、迎春準備を整えた。
 傘杉は、鳳来寺山参道の仁王門先にある樹齢約800年の大木で幹まわりは8㍍近くあり、高さは約60㍍。天に向かってそそり立つ傘のような姿から名付けられた。新日本名木百選に選ばれている。
 この日は地元住民らでつくる保存会(小笠原則彦会長)メンバー15人と鳳来寺小学校児童5人が参加し、旧門谷小学校からしめ縄を担いで石段を登り、高さ4㍍付近に飾った。
 しめ縄は太平洋戦争終戦後に復員兵たちが無事を祝って飾ったのが始まり。1981(昭和56)年から地元の農家でつくる組合が毎年年末に新しいものに取り付けている。2014年からは保存会を結成して毎年12月29日に作業をしている。
 小笠原会長は「来年も皆さんの安全と健康を祈願します」と話していた。
(安藤聡)
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