豊川用水の安定供給確保へ

2018/01/23 00:00(公開)
併設水路赤羽根下流工区工事、上流坑口前での神事=田原市赤羽根町で
田原で水資源機構が本格着工に安全祈願祭

 豊川用水二期事業の一環として進められる東部幹線併設水路赤羽根下流工区工事の本格着工に向けた安全祈願祭が22日、田原市赤羽根町野添原地内で行われ、事業主体である水資源機構豊川用水総合事業部の関係者や施行業者ら出席した約50人が工事の無事を願った。
 全国屈指の農業などを支える同用水の安定供給を確保するためで、大規模地震などの自然災害に対する備えとして、老朽化した幹線水路の機能回復に必要な工事。山を掘り進めながら、渥美半島を通る東部幹線水路に沿うように新たな水路を設ける。
 水路を通すトンネルの延長は約3・2㌔。工事の上流坑口がある赤羽根町を起点に、西側へ向けて、池尻、若見地区を経て、伊川津町で終点する。将来的には、さらに西にある小塩津池まで延長するとされ、計画上の工程では2020年内の完成が目標。工法は、費用コストの低減が見込まれる技術が取り入れられるという。
 安全祈願祭では、工事の上流坑口前で代表者らが地鎮の儀式となる鍬入れを行うなどした。
 神事後、同事業部の小酒井徹部長は、工事内容を紹介しながら「(水路を)二連化することにより、維持管理面で長寿命化が期待される。地元の皆さんにはご迷惑をおかけするかもしれませんが、ご理解お願いします」などとあいさつした。
(千葉敬也)
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