交通安全子ども自転車県大会に挑む豊川小児童

2018/02/01 00:00(公開)
基礎コースで児童の練習を見守る村上さん㊨=豊川小学校で
 愛知県交通安全協会による「第53回交通安全子ども自転車愛知県大会」が3月28日、名古屋市国際展示場で開かれる。豊川市から代表として出場する市立豊川小学校(壁谷由美校長)は、地域の交通安全指導隊の手厚い支援で特訓に励む。
 練習を重ねるのは、自転車クラブ所属で5年の天野琉君、塩野谷航君、4年の坂本成梧君、岡本結衣さん、竹腰皇辰君、鈴木智也君の6人。昨年5月から週2、3日、授業後や休日に運動場で訓練を積み重ねてきた。
 大会は県内から代表校の児童が集まり、交差点や踏切、障害物のあるコースを自転車で走行し、通行方法や安全確認など正確さを競う。スラロームやバランス走行などの技術試験や、交通ルールや専門知識が試される学科試験もある。
 豊川小が他市に比べて心強いのは、豊川小校区と隣の豊小校区の交通安全指導隊員9人が練習に付き添う。自転車やヘルメットの貸与から、信号機や標識、車やリアカーなどの障害物で本番を想定した基礎コースを設置し、特訓を重ねる。
 豊川校区の交通安全指導隊員・村上修さん(51)は「最初はまともに乗れない子もいたが、実技はだいぶ上達した」。8日には模擬試験で、6人から大会に出る正選手4人を決めるが「2人は悔しい思いをするけど、長い人生のいい経験になれば」と期待する。
 これまでは練習環境が整った有志の学校が出場したが、交通安全意識を広めるため、全26校が持ち回りで出ることになった。その第1号として挑む豊川小。天野君は「みんなで頑張ってきた成果を発揮したい。自転車ルールは自分の命が助かって、人を傷付けないために大事なことなので忘れずにいたい」と話す。
(由本裕貴)
(左から)岡本さん、坂本君、竹腰君、鈴木君、塩野谷君、天野君=同
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