木造住宅密集地で消防訓練

2018/02/06 00:00(公開)
ホースで中継された水を放水する消防団員ら=豊橋市二川宿本陣資料館で
豊橋の二川地区、東海道のまち並み守る

 江戸時代の東海道二川宿のまち並みが残る豊橋市二川地区で4日夜、木造住宅密集地での火災を想定した消防訓練が地元消防団主体で行われた。一昨年12月の新潟県糸魚川大火を受け、消火栓からホースを何本もつなげていく中継送水の手順などを確認した。 
 JR二川駅東側の東海道沿いを中心に木造住宅が密集する二川地区は、道路も狭いことなどから市の特別防災地区に指定されている。
 訓練にはポンプ車など車両14台が出動し、市消防本部と地元消防団の計82人が参加。夜間、市二川宿本陣資料館から出火した想定で、道路約500㍍を封鎖して大規模に実施した。
 暗闇の中、団員らは連携しながら3カ所の消火栓から約20㍍のホースを最大17本つなげて送水、資料館に放水した。
 途中、団員が使う無線が混在し、連絡がうまくいかないなど、大規模訓練ならではの課題も浮上。夜間のため、ホースの連結や中継ポンプ設置の確認などを身振り手振りでも伝えることができず、団員が走って伝達するなど、臨機応変な対応が求められた。
 第4方面隊の朝倉稔隊長(45)は「これからもさまざまな訓練を考え、有事に備えていきたい」と話した。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産 さわらび会 蒲郡信用金庫
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国