豊橋技科大生や留学生ら地元企業と交流

2018/02/26 00:00(公開)
料理を囲んで交流する学生らと石黒社長=豊橋技術科学大学で
 豊橋技術科学大学内にある「TUTグローバルハウス」の日本人学生と外国人留学生が主催する地元企業との交流会が、豊橋市天伯町の同大学で開かれた。農業総合支援企業のイノチオホールディングス(豊橋市、石黒功社長)を招き、日本や世界各国出身の学生ら約40人が企業紹介を聞き、料理を楽しみながら石黒社長や従業員と交流した。
 昨年からスタートした交流会で、地元企業について知り、意見交換などの場をつくる取り組み。2回目となった今月16日は、同社から地元生産者の野菜を中心とした料理やデザートが提供されたことから「豊橋ベジナイト」と銘打った。
 石黒社長や従業員が英語で事業の内容や展開などをスライド、動画を使って集まった学生らに紹介。その後、学生らと従業員がサンドウイッチやミニトマトバイキング、イチゴのデザートなどを一緒に囲み、さまざまな質問や情報交換を行った。
 建築・都市システム学を学ぶインドネシア出身のシモンさんは「日本で就職していろいろな経験を積みたいと思っている。地元豊橋の企業にも興味がある」とし、イノチオの設備も「ぜひ見学してみたい」と話した。
 大学側も企業側も接点を模索している。同大学スーパーグローバル大学推進室の髙嶋孝明室長は「学生は大学の中にいるとなかなか(地域の人たちと交流する)機会がない」と話し、定期的にこうしたイベントを企画することで交流する場をつくるよう働き掛けている。
 石黒社長は、IOTやAIなどの先端技術を取り入れた農業を広げて海外に発信していきたい考えで、「工学知識を持った学生や留学生で農業に興味がある人材がいたら採用していきたい」と話した。
(井嶋義典)
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