災害時の緊急設備知る

2018/03/08 00:00(公開)
原田さん㊨からソーラー発電機の説明を聞く児童ら=三蔵子小学校で
豊川三蔵子小で防災倉庫の発電機とトイレのデモ

 豊川市立三蔵子小学校(中野徹校長)で7日、豊川市による防災倉庫備蓄のソーラー発電機と災害用マンホールトイレのデモンストレーションが6年生児童を対象に行われた。
 市は今年度、市内の全36の小中学校と、国府、小坂井、御津、豊川工業の4高校の防災倉庫にソーラー発電機を配備。発災時の停電に大きな役割を果たし、全小中学校への完備は東三河では初めてとされる。東日本大震災の直後には、東北の被災地で携帯電話のバッテリーが切れて家族と連絡がつかなくなり、充電所に長蛇の列ができるなど問題となった。
 市防災対策課の原田理沙さん(27)はコンセントなどで電化製品に接続する方法や、太陽の光が吸収しやすいように斜め45度の角度に傾けることなどを説明。「万が一の時、子どもたちも受け身ではなく、自ら力になれるようにしてほしい」と期待した。
 市は2020(平成32)年度までに、断水時にも利用できるマンホールトイレをすべての小中学校に整備を進めており、児童らはこれの組み立ても体験した。児玉依都(よりと)君(12)は「マンホールトイレは背の高い人じゃないと届かない部分もあり、みんなで協力しないとできないことが分かった。ソーラー発電機も保管されていて安心した」と話した。
(由本裕貴)
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