豊橋でサーファーらが海へ献花

2018/03/12 00:01(公開)
波打ち際から花を流す参加者=小島海岸で
 豊橋市の表浜海岸・小島海岸で11日、サーファーや家族らが東日本大震災の被災者を追悼し、海に献花、犠牲者の冥福を祈った。
 大震災発生の翌年から毎年行われている行事。日頃海を利用していることから津波などで亡くなった人たちを追悼しようと、サーファーや海岸に関わる人ら各種団体の代表者が発起人となって始めた。
 この日はサーファーや海岸利用者、地域の人、家族ら約150人が集まり、「追悼ビーチクリーン」として東北に思いをはせながら砂浜を歩き、ごみを拾った。
 清掃後、代表発起人の会社役員・水野和也さん(57)らがあいさつ。同市のプロサーファー・夏目崇史さん(32)は、被災地の福島県で開催されている復興サーフィン大会を手伝っていて「現地はがれきが残り、悲惨な状況。きょうの清掃活動などを通して協力することを思い起こし、来年も続けていきましょう」と参加者に呼び掛けた。
 参加者は、手をつないで黙とう、祈りを捧げた後、波打ち際で手にした花を次々と流した。
(中村晋也)
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