活動が「わからない」

2018/03/28 00:00(公開)
調査結果についてコメントする丸山議長=新城市議会委員会室で
新城市議会が市民意識調査の結果発表

 新城市議会は27日、初めて実施した議会に関する市民意識調査の結果を発表した。市内在住の18歳以上有権者2000人を対象に行い、678人が回答した。回収率は33・9%。市民が議会に対してあまり関心を持っていないことや、市民の声反映で「わからない」と回答したことが明らかとなったことから「関心度を高めるために、議会活動の“見える化”に努める必要がある」とした。
 調査は議会改革を行っていくうえで検証をしていこうと意見を求めることにした。今年1月22日から2月9日まで無作為抽出で行い、議会運営や議会改革など25項目について意見を求めた。
 議会への関心度は「ある」と答えたのは17・8%、「どちらかといえばある」39・7%、「どちらかといえばない」31・8%、「ない」10・7%だった。関心度を示さなかった人たちの回答からは「市議会が何をしているのかわからない」が27・9%と最多だった。
 また市民の声反映への質問で「わからない」と答えたのは4項目中最大の39%だったことや、議員定数18人であることについての問いで「わからない」と回答が33・5%で「適当である」40・1%に次いで2番目だった。
 丸山隆弘議長は「市民が問題点と、市議会に求められている点が明らかになった。議会運営を行いながら市民福祉向上へと結びつけていけるような改革を行っていきたい」と話した。
 同議会事務局では調査結果を市議会ホームページで公表するほか、4月16日から24日までの5日間に行う議会報告会で発表する。
(安藤聡)
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