市民劇「神野新田物語」などを上演した豊橋市のNPO法人「ひとすじの会」は26日、新作の市民劇「海に生きる」の12月公演を豊橋市役所で浅井由崇市長に報告した。
1946~66年、三河港豊橋臨海工業地帯造成の先駆けとなった豊橋市大崎島の歴史を描く。大崎漁協を舞台に、60年から豊橋市長を務め、漁業補償に取り組んだ河合陸郎氏と大崎漁民の掛け合いを中心に、三河港開発を着想した神野太郎氏や、助役として大きな建設計画を構想した青木茂氏ら地域の未来を夢見た人々と海に暮らした人々との葛藤が繰り広げられる。
宮下孫太朗理事長や劇作者の杉浦博人事務局長、河合氏を演じる細田修副理事長をはじめ、劇に出演する中高生らがあいさつ。劇の概要や意気込みを語った。
浅井市長は河合氏とは経歴にさまざまな共通点があり縁があるとし、「すごく楽しみにしている。河合さんの演技に期待している」と激励した。
「神野新田物語の最後を締めくくる集大成。三河港開発というスケールの大きい仕事をどう芝居に落とし込むか悩んだが、笑い半分泣き半分の心温まる話になった」と杉浦事務局長。「連絡をくだされば神野新田物語1話と3話のDVDを差し上げます。ぜひ見てから劇場にお越しください」と呼びかけている。
公演は12月7日、「穂の国とよはし芸術劇場プラット」主ホールで午前11時と午後4時から。前売り券はS席4000円、A席大人2500円、高校生1000円。小中学生は高校生に準じるが、神野教育財団の助成で無料招待券がある。プラットチケットセンター(0532・39・3090)、問い合わせや無料招待券は「カットハウス孫太朗」(0532・55・5610)へ。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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