豊川で「せせらぎタイム」200回の節目

2018/04/22 00:00(公開)
200回記念公演でフォークソングを奏でるおとはね=ウィンディアホールで
 豊川市赤坂町の音羽文化ホール(ウィンディアホール)で定期的に開かれている豊川市など主催のコンサート「せせらぎたいむ」が21日、200回目の記念公演を迎えた。市民らがボランティアでスタッフを務める手作りコンサートで、会場は300人以上の来場者でにぎわった。
 2011(平成23)年から始まり、主に1カ月に1回、開かれてきたコンサート。節目の200回公演は、これまでの出演者の中から、おとはね、小嶋良夫さん、小原三恵子さん、カトルボンボン、鈴木綾子さんの5組が登場した。
 旧宝飯郡音羽町の役場職員を中心に結成され、10年になるおとはねは、ボーカル・ギターの中村章博さん、ギターの河村泰希さん、ボーカル・キーボードの小原三恵子さん、ベース・MCの門谷知卓さんが懐かしいフォークソングを披露。オリジナル曲の「豊川が好きです!」も歌い、地元愛を表現した。
 第1部最後の歌声広場では、おとはねのメンバーで、介護・福祉施設で昭和の歌謡曲を歌う活動を続けている小原さんが、来場者と一緒に歌を楽しんだ。旧音羽町が豊川市と合併した際、閉庁式で演奏した鈴木綾子さんもショパンの曲を華やかに奏でた。
 休憩時間にはお茶や菓子も提供され、「コンサートは敷居が高い」という概念を取り払った市民イベント。開演前にあいさつした山脇実市長も「長く親しんでもらえている。これからも文化の香るまちづくりを進めていきたい」と話した。
 次回は5月19日(土)午後2時から、フォー・ナイン・エースの出演で開催予定。入場料は飲食付きで500円。
(由本裕貴)
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