フェニックスの大口選手が現役最後の試合

2018/05/04 00:01(公開)
清々しい笑顔でブースターに手を振る大口選手=豊橋市総合体育館で
 「ミスターフェニックス」こと、Bリーグ三遠ネオフェニックスの大口真洋選手(42)が2日夜、ホーム豊橋市総合体育館での現役最後の試合に臨んだ。残留プレーオフのかかった横浜ビー・コルセアーズとの大事な一戦で快勝に貢献。ブースター(ファン)たちは最後の雄姿を目に焼き付けた。
 大口選手は1998(平成10)年に入団したOSGフェニックスからチーム一筋。bjリーグ3度の優勝などチームの常勝期を主軸として支え、初優勝の時はファイナルで10本の3点シュートを決め、日本人初のプレーオフMVPに輝くなど、数々の個人タイトルを受賞した。今季限りで現役を引退し、先月から三遠が提携する浜松学院大学男子バスケ部の初代監督に就任した。
 2700人を超えるブースターでスタンドは赤色に染まった。大歓声の「オオグチ」コールを背に、第4クォーター(Q)残り3分17秒でコートに立った大口選手。何度もチームを救ってきた172㌢のシューティングガードは、最後まで鬼気迫るプレーで会場を沸かせた。
 試合後のセレモニーは終始笑顔。大型スクリーンに歩んできた20年間の現役生活を振り返るムービーが流れた後、2016年までヘッドコーチを務めた東野智弥さんが花束を手渡した。
 大口選手は「大勢の選手、大勢のチームメートと戦えたことを誇りに思う。厳しい道へ進むが、これを糧に大口真洋らしく頑張っていきたい」と意気込みを述べ、最後は「20年間ありがとうございました」と晴れやかな表情と感謝の言葉で締めくくった。
(飯塚雪)
「ミスターフェニックス」は最後までプレーでブースターを魅了した=同
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