日本トレクスが廃木材再利用のキーホルダー

2024/08/31 06:00(公開)
廃材を再利用した「トレーラー型キーホルダー」

 豊川市伊奈町の輸送用機器製造「日本トレクス」は、製造時に出る廃木材を使った「トレーラー型キーホルダー」を作った。ノベルティーとして使っている。

 同社は、トレーラーのシェア国内トップの企業。トレーラーやトラックの床板に木材を使っている。床板の端材など年間約500㌧を廃棄する。

 廃材を再利用したノベルティーを作ろうと検討し、市内の建築・機械・ジオラマなどの模型製造「ミニチュアファクトリー」と協力してキーホルダーにした。スマホスタンドとしても使える。

 高さ25㍉、幅80㍉、厚さ5㍉。硬くて丈夫な木材「アピトン」を使った。トレーラーの形をしており、ロゴを入れた。取引先や採用に関わった学生らに配っている。6月に300個を作り、好評なことから500個を追加発注した。

 同社担当者は「私たちのトレーラーを使っている運送会社のドライバーの皆さんが、キーホルダーとして使ってくれています。かわいいとの声も届いています」と話す。一般発売の予定はない。

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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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