一生の思い出と友情胸に

2018/07/05 00:00(公開)
涙ながらにホストファミリーと抱き合う米国人中学生ら=豊川市役所で
キュ市からの中学生使節団が豊川滞在終える
 米国カリフォルニア州キュパティーノ市から来日中の中学生使節団が4日、豊川市内での滞在を終えた。市内を離れる前に、市役所でお別れセレモニーが開かれた。
 約1週間の滞在中、生徒14人と引率教諭2人はホストファミリーに迎えられ、市内各地の見学や、代田中学校での漆の筆作りや書道、琴の演奏などで日本文化に触れた。山脇実市長は「心に残る思い出を作ったと思う。両市、両国の友好の懸け橋になってほしい」と期待した。
 引率教諭のアナ・キルシュさん(26)は「この街と文化を学ぶことができ、素晴らしい時間を過ごせた。思い出と友情は一生続くと思う」。生徒のアモッグ・チャウディア君(14)も「自分の国と違う文化を学べるうれしさは言葉にできない。この経験と思い出をいつまでも大切にしたい」と感謝した。
 セレモニーにはホストファミリーも駆け付け、バスに乗り込む前には手を取り合って感謝の言葉を交わしたり、涙ながらに抱き合い、別れを惜しんでいた。
(由本裕貴)
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