豊橋市は、子育て支援事業や次世代育成支援などの基本となる「こども計画」を作成する。来年度から5カ年の実施期間とし、今年度内の作成を目指す。
昨年度施行されたこども基本法を受け、市の大綱や県のこども計画を踏まえて作成する。急速に進む少子化、ライフスタイルの変化と多様化、児童虐待や不登校、ヤングケアラーの問題が顕在化するなど社会環境の変化を踏まえた指針となる計画とする。
市の現行計画「第2期子ども・子育て応援プラン」を引き継ぎ、「こども・子育て支援事業計画」「次世代育成支援行動計画」「こどもの貧困対策推進計画」「ひとり親家庭等自立支援計画」を一体的に作成する。
市によると、すべての子どもが夢や希望を持てるまちづくりなどを基本理念に掲げた。周囲の大人が支え、安心して悩みを打ち明けられ、夢や目標に挑める環境づくりなど七つの目標を置く。併せて、こどもや子育て家庭の応援、社会を変える取り組みを加えた三つの視点も盛り込む。
策定作業に際し、10月までに子どもや関係者の意見を集める。子どもや若者へのアンケートのほか、学校で子どもの意見を聴く授業を設け、関係する支援者へのヒアリングなどを踏まえる。年内に計画案をまとめ、来年1月のパブリックコメントを経て4月実施を目指す。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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