CAD部門で敢闘賞 豊川工業高3年の市瀬さん

2018/08/11 00:00(公開)
大会の課題製図を持つ市瀬さん㊨と前島さん=豊川工業高校で
 県立豊川工業高校(佐藤泰嗣校長)電子機械科3年で、メカトロ研究部の市瀬皓也さん(18)が、2日に石川県で開かれた「第13回若年者ものづくり競技大会」の機械製図(CAD)部門で敢闘賞に輝いた。
 中央職業能力開発協会の主催で「技能五輪ユース大会」とも呼ばれる今大会には、全国の高校、専門学校生ら20歳以下の理系学生が集まり、全15職種の部門で技術が競われた。
 CAD部門には27人が出場。パソコンのコンピューターグラフィックスを使い、制限時間内に機械部品の図面を完成させる。部品の立体形状を把握しながら、紙に二次元の図面を描き、寸法などの情報を書き込む難解な競技で、高得点を得た市瀬さんは敢闘賞7人の一人に選ばれた。
 もともと陸上部だった市瀬さんは授業でCADに興味を抱き、昨年12月に校内での大会出場選手の募集を見て応募。同校OBで、2年次に同校初の入賞となる敢闘賞、3年次には銀賞に輝いたオーエスジーの前島理志さん(20)に1月から週1日直接指導を受けた。自宅での自主練習も含めて「難しい課題でも、分かっていくと面白さを感じた」と振り返った。
 卒業後の進路に悩んでいたが、大会挑戦を機に「CADで図面を描くのが楽しい。将来はこういう仕事に就きたい」と、前島先輩と同じ道を進む決意を明かした。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

蒲郡信用金庫 さわらび会 藤城建設 光生会 虹の森 住まいLOVE不動産
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 全国郷土紙連合 穂の国