三河民俗談話会は24日、編集者の味岡伸太郎さんを講師に招いた1月例会を、愛知大学豊橋キャンパスで開いた。
味岡さんは昨年11月、「たかが五平餅 されど御幣餅」を出版した。三遠信を中心に美濃、越中五箇山まで五平餅を追いかけ、さらに山の講を取材し、分かったことや感じたことを語った。
「五平餅の分布圏は、塩尻より南の『塩の道』と一致している。この道を通って広まった可能性が高い」と分析した。またかつてはごちそうだったとし、「木こりや狩人など山で仕事をしている人々が、安全を祈る祭り『山の講』で山の神への供物として使い、お下がりとして皆で食べたと伝わっている。現代社会では、米はいつでも食べられるが、かつては米を食べることが難しい時代だった。その時代は年に1度食べられるごちそうだったのではないか」と述べた。
また五平餅のおいしい店は古米を使っていることが多く、「新米よりも古米が適していることが分かった。食品は適材適所であると改めて思った」と語った。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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