豊橋高根小児童が津波避難訓練

2018/09/27 00:00(公開)
海岸から高台を目指して避難訓練する児童ら=豊橋市西七根町の表浜海岸で
 表浜海岸に近い豊橋市立高根小学校の児童らが26日、地震による津波から身を守るために「海岸からの避難訓練」を行った。
 同校は、総合的な学習の時間にアカウミガメを扱ったり、校区の人たちと地引網をしたりするなど海岸を訪れる学校行事があるため、2012(平成24)年から高台の安全な場所まで避難する訓練を実施している。
 この日は児童約230人と教諭、保護者らが参加。午前9時半ごろから、海岸で530運動の清掃活動を行った後、地震が発生、津波警報が出されたという想定で進められた。地震発生直後、先生が児童らに姿勢を低くするよう指示、揺れが収まってから安全を確認して「早く逃げてください」と指示を出すと、児童らは高台の安全とされる地点までの約800㍍を全力で走って避難した。
 福中純彦教頭は7年前の東日本大震災の津波のことを知らない児童も多いかもしれないと話し、「いつ来るか分からない地震、津波。とにかく真剣に命を守ってください」と児童らに語り掛けた。また、「避難した低学年の子に声を掛ける5、6年生がいたらよかったのに」と付け加えた。

(井嶋義典)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

藤城建設 住まいLOVE不動産 光生会 さわらび会 虹の森 蒲郡信用金庫
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国