豊小で現代美術アウトリーチ

2018/11/03 00:01(公開)
個性豊かな児童の作品に囲まれ、笑顔の吉澤さん㊥=豊小学校で
 豊川市立豊小学校(西川真治校長)で2日、現代美術作家・吉澤美香さんによるアウトリーチが行われた。4年生児童65人がワークショップ「目に見えないものを想像して描こう」に臨み、感受性を育んだ。
 多摩美術大学教授の吉澤さんは、人と人の間や、さまざまな物体と物体の隙間にある空間から形を探し出し、その空間に意味を持たせた作品を創り出すことで「目に見えるものを写し取ることだけが絵画ではないことを伝えたい」と企画。子どもたちは自身と友人の体の間にある空間や、文房具や眼鏡、建物などから気に入った形を探し出して画用紙に描き、色鉛筆やクレヨンでさまざまな色や模様の抽象画を創り出した。
 約2時間で個性あふれる作品が多く誕生し、吉澤さんは「素晴らしい作品ばかりでびっくり。自分でタイトルを付けて仕上げてほしい。ものの見方が変わるきっかけになればうれしいし、将来画家にならなくても絵を観ることが好きな人でいてほしい」と呼び掛けた。
 豊川市桜ヶ丘ミュージアムでは12月15日から来年1月19日まで、吉澤さんの作品20点以上を紹介する個展(東愛知新聞社後援)を開催。初日午前11時からは吉澤さんのアーティストトークも予定する。
(由本裕貴)
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