豊橋でインターナショナルフェス

2018/11/19 00:00(公開)
民族衣装姿でダンスなどが披露されたステージ=こども未来館ここにこで
 地域に暮らす外国人と日本人がともに参加し、相互理解や交流を深める「とよはしインターナショナルフェスティバル2018」(同実行委主催、東愛知新聞社など後援)が18日、豊橋市のこども未来館ここにこで開かれ、市内外の団体や外国籍を含む市民ら多くの来場者で終日にぎわった。
 1989(平成元)年から続く恒例イベント。ここにこ広場のステージでは、豊丘高校和太鼓部の勇壮な演奏を皮切りに、ベトナムやフィリピン、ペルーの民族舞踊、ベネズエラの音楽演奏、ウクライナの歌、カポエイラ、フラダンスなどが次々披露され、来場者の視線を釘付けにした。
 国際交流団体の活動をパネルで紹介するコーナーやバザー・フェアトレード品販売、日本語スピーチコンテスト、今年初めての民族衣装の試着など多彩な催しを実施。また、屋外ではワールドグルメのブースも設けられ、家族連れらの人気を集めていた。

 同フェスティバルでは外国人向けに「日本文化体験コーナー」を設けてきたが、今年は「世界文化体験」に変更。国際ソロプチミスト豊橋(神野左和子会長)が和服姿の会員らを学生とともに外国籍の参加者らを季節の和菓子とお茶でもてなした。また、午後からは国際ソロプチミスト豊橋ポート(西川典子会長)が書を開催。会員で書家の永井惠子さんが講師を務め、来場者に毛筆体験をしてもらった。そして新たに日本人にも楽しんでもらう催しとして「留学生カフェ」を開設。ドイツやモンゴルなどの留学生が日本人来場者を接待した。
(田中博子)
外国人の参加者をお茶でもてなすSI豊橋会員ら=同
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