豊川市は、来年度から市立萩小学校で小規模特認校制度を導入する。市内の児童や入学予定者は萩小へ越境入学ができるようになる。
音羽地区にある学校で、全校児童は48人。児童数が少なくなり、2028年度には2学年を一つのクラスにする「複式学級」を導入する可能性がある。その先には赤坂小と合併し、閉校するとの声も一部にある。これを回避しようと制度の導入を決めた。近隣では豊橋、新城、岡崎、豊田などで導入されている。豊川では初めて。
現在は特別学級の子も入れて1年7人、2年9人、3年5人、4年12人、5年9人、6年6人。どの学年も1クラスの少人数で、教員が一人ひとりの児童と向き合えることから、それぞれの児童にあったきめ細かな教育ができる。
地域の協力体制も整っており、そば打ちや和菓子作り体験ができる。さらに自然に囲まれており、探鳥会を開催。カワセミ、オオルリ、キビタキなどが観察できる。
1~6年のすべての学年の児童が入る「たてわり班」の活動をしており、クラスの人数が少ないことによる交流の輪の広がりの少なさをカバーする。柴田信明校長は「小さい学校だからこその良さがたくさんある。一緒に私たちと学びましょう」と呼び掛ける。
希望者は、来年4月1日から萩小へ通う。年度途中の転校は不可で、原則1年以上通学することが条件になる。保護者が送迎する。萩小を卒業した場合、音羽中学校へ進学ができる。市内在住か来年4月1日までに転入予定なら入学・転校可。締め切りは10月31日。申し込みと問い合わせは、音羽庁舎内の学校教育課(0533・88・8033)へ。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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