豊橋中野小でヤマサちくわの佐藤社長迎え食育講話会

2019/02/01 00:00(公開)
児童らの気持ちをつかんでいた佐藤社長(右上)の講演会=中野小学校で
児童らの気持ちをつかんでいた佐藤社長(右上)の講演会=中野小学校で
 豊橋市立中野小学校(近藤智彦校長)で30日、同市学校給食協会による食育講話会が5年生85人を対象に開かれた。地元の会社ヤマサちくわの佐藤元英社長が講師を務める講演会と、ちくわ作り体験が行われた。
 今月の給食に使用された「ひとくち揚げはんぺん」「かまぼこ」「白はんぺん」「すり身ボール」「ちくわ」などの練り製品を納入した同社が、どの地域でどんな魚を水揚げしているのか、こだわりとその根拠を児童らに分かりやすく解説した。
 まず、佐藤社長が「練り製品にはどんな魚を原料に使っているでしょう」と質問、「エソ」と答え正解した児童の服にはシールが1枚貼られ、その後も佐藤社長が質問すると、児童らは次々と手を挙げた。
 シールは、その後の「ちくわ作り体験」の際、用意されていた1人当たりの練り物50㌘にプラスして1枚につき10㌘増量されるとあって、児童らは競って手を挙げた。
 同社は、東シナ海や豊後水道で魚をとるという。東シナ海は大陸の川から流れてくる豊富な栄養分のおかげでプランクトンが多い豊かな漁場で、豊後水道は海水の流れが速いので魚が必死に泳ぎ、「筋肉モリモリでおいしい」と説明。おいしいが、骨が多く、一般家庭ではあまり調理されないハモ、エソ、グチが使われているという。
 同協会の中山宏孝事務局長は「(子どもたちには)地元の特産品を使った給食を進めていることに理解を深めてもらいたい」と話した。
(小島幸子)
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