豊川の千両小でマンホールトイレ設置訓練

2019/03/01 00:00(公開)
マンホールトイレを組み立てる千両小の児童ら(豊川市提供)
マンホールトイレを組み立てる千両小の児童ら(豊川市提供)
 豊川市立千両小学校(坂田貴仙校長)で27日、断水時でも使用できる災害用マンホールトイレの設置訓練が行われた。5、6年生児童約40人は4班に分かれ、市職員の説明を受けながら協力してテント付のトイレを組み立てた。
 埋設されているマンホールの上にプラスチック製の便器の簡易トイレを置き、ねじで便座や手すりを固定したり、テントを張った。性別や使用中などを示す札も取り付けて完成させた。子どもたちは実際にバケツで運んできた水を貯水槽に溜めて流れる模様を確認したり、市防災対策課が作成した、「仮設トイレができました」と書かれ、外国人や障害者にもイラストで分かりやすいコミュニケーション支援ボードの活用法も学んだ。
 マンホールトイレは2種類のサイズがあり、大きい方は車いすの利用者も使用できる。南海トラフ巨大地震などの災害に備え、市は2016(平成28)年度から市内の小中学校に順次整備しており、2020年度までに完備を予定している。
(由本裕貴)
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