豊橋市長杯サーフィン大会 障害児の体験教室も

2019/04/29 00:00(公開)
ボードに腹ばいになり緊張の面持ちで海へ入っていく男の子㊥=豊橋市小松原町の表浜海岸で
 豊橋市小松原町の太平洋岸・表浜海岸で28日、「第4回豊橋市長杯サーフィン大会」(同実行委員会主催)があり、2020年の東京五輪出場を目指すトップアマチュアらが技を競った。会場では障害者サーフィン世界選手権で2連覇を果たした内田一音さん(47)=神奈川県鎌倉市=らが、障害児のためのサーフィン体験教室を開き、子どもたちが波とふれ合った。
 日本サーフィン連盟(NSA)の公認大会。東北から沖縄までの小学生~60歳代の約230人が、年齢や男女別など9部門に分かれ、熱い戦いを繰り広げた。
 選手は4~5人に分かれ、約15分の制限時間内で巧みに波を捉え、ダイナミックな技を披露していた。
 障害者の体験教室には、6~14歳の子ども10人と、車いすの40代男性1人が参加。ウエットスーツを着た車いすの男の子(11)は、取っ手や体を支えるスポンジのついたボードに腹ばいになり、後ろからサーファーに支えられながら波に乗った。満面の笑みを浮かべる男の子に母親も「すごく楽しそうで感動しました」と話した。
 また、3回目の挑戦で初めて1人でボードに立てた田原市立神戸小学校5年の河合康成君(10)は「楽しかった。またやりたい」と目を輝かせた。
 安全のため、地元プロサーファーらアシストスタッフ約40人が海に入り、参加者をサポート。砂浜には、車いすでも移動できるようゴム製のシートが敷かれた。
 ほかにも、子どもたち向けのサーフィン体験やヨガなどの無料イベントが多数行われ、家族連れら2000人以上が来場。春日井市のドローンスクールが赤外線カメラを使い、沖合に流された人をドローンで救助する訓練も実施した。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 さわらび会 光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産 蒲郡信用金庫
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国