田原で「地域見守りネットワーク」発足

2019/05/11 00:00(公開)
大勢の団体・個人が参加した結成式=田原文化会館で
 子どもの見守り活動などを充実させるため、田原市と田原署などは「地域見守りネットワーク」を結成した。「人の目」や「地域の目」が防犯に効果的なことから、市民1人ひとりが散歩や農作業などで外出した際、犯罪防止の意識を持つ「防犯の目」になってもらうことで安心して暮らせる田原市の実現を目指す。
 「地域見守りネットワーク」は、子どもたちの登下校時だけでなく、時間や場所にとらわれず、生活の片手間に行える見守り活動を、市内在住、在勤者を対象に広く呼び掛ける。参加者には、シンボルマークがデザインされた缶バッジやマグネットステッカーなどを外出時につけてもらうことで、地域の防犯意識向上を図る。
 10日には、結成式が田原文化会館であり、ASTCなど11団体から150人が参加。金原明善署長は「田原から1件でも犯罪が減るようシンボルマークをつけて、なお一層意識を高めてほしい」と呼び掛けた。
 参加者を代表し、市地域コミュニティ連合会の彦坂辰夫副会長が「地域見守り活動の担い手として『犯罪に遭わない』『犯罪を起こさせない』『犯罪を見逃さない』という意識を常に持ち、熱意を持って犯罪の防止や子どもの見守り活動に取り組む」と誓った。
 シンボルマークは市内にある三つの高校から公募。地元特産のメロンを模した網目模様が入る県立成章高校3年河野有加さん(17)のデザインと、同渥美農業高校2年の太田優作さん(16)が考案した標語「いつでも どこでも 見守ります!」が採用された。式では、2人に金原署長から表彰状が手渡された。
 河野さんは「採用されてうれしい。マークを見てもらい、高校生にも見守りの目を持ってもらえたら」と話した。
 同ネットワークへの参加は田原署生活安全課(0531・23・0110)へ。
(飯塚雪)
地域見守りネットワークのシンボルマーク=同
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