由本記者のUターンライフ①

2019/07/12 00:01(公開)
即戦力、東三河でも力を発揮

 編集部の由本です!36歳、既婚です。東京からUターンし、地元新聞社に就職してまる5年です。若者の地元離れや地方の人手不足が叫ばれるきょうこのごろ。Uターン経験者として、仕事のやりがいやお財布事情、交遊関係などメリット・デメリットを赤裸々に明かします。願わくば、同世代の働き盛り世代が共感し、東三河に帰ってくる人が増えれば幸いです。

 9年半勤めた東京の大手スポーツ新聞社を退社し、東愛知新聞の記者として第2の人生をスタートしたのが2014年7月の下旬。サッカーW杯ブラジル大会の関連取材も終わり、大学(愛知大学豊橋校舎)以来の地元生活の再開に胸を躍らせていました。
 記者経験値を買われ、すぐに豊川市政担当に着任。環境の変化に少し戸惑いながら、取材対象者に話を聞き、頭の中で書くべき要素を整理し、パソコンで記事を書く作業は変わりません。情報合戦の激しい前職で鍛えられたせいか「他紙より早く」「1本でも多く独自ネタを」という意識は備わっていました。
 スポーツ新聞は原稿の締め切り時間が深夜まであり、プロ野球やサッカーのナイター取材は時間との勝負でした。地方新聞社は締め切り時間が早く、まさに「夜型人間」から「昼型人間」へ変身。夕方まで3~4件を取材し、迅速に執筆するのは苦でありませんでした。
 どの仕事の分野でも、同業他社との競争が激しく、常に時代の先端を行く首都圏でもまれた人材は、地方でその力をいかんなく発揮できるはず。「物足りない」と感じる人もいるが、日々ストレスの波に溺れていてはやりがいも失い、健康も損ないます。個人的にはUターンを推奨します。
 Uターンで発揮できる武器はやはり人脈です。記念すべき最初の取材で、それを実感できる出会いがありました。(つづく)
(由本裕貴)
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