JR豊橋駅で訪日外国人旅行者の避難訓練

2019/09/07 00:01(公開)
フリップボードを使って避難誘導するJR職員=JR豊橋駅構内で
 20日開幕のラグビーワールドカップに向け6日、JR豊橋駅で列車内のテロを想定した訪日外国人旅行者の避難訓練があった。豊橋市消防本部とJR東海の職員、豊橋日本語学校に通うネパール人のおよそ100人が参加し、迅速な避難誘導と的確な情報提供の方法などを確認した。
 ネパール人約40人が乗った列車の中で催涙スプレーがまかれたとの想定で実施。ネパール人女性が119番通報し、通訳を介して状況を説明、陽圧式化学防護服を着た消防隊員が車両に入り、傷病者を救助した。
 ネパール人たちは「避難場所」と絵文字や英単語が書かれたボードを手にしたJR職員に従い、2階へ。JR職員はネパール語で受けた質問に対し、AI通訳器を介して「催涙スプレーがまかれました」「消防隊が救助しています。安心してください」などと伝えた。
 豊橋駅では、AI通訳器10台が事務室に置かれ新幹線の遅延などを知らせる際に活用しているが、戸塚幸男駅長は「さらにスムーズに使えるよう勉強していきたい」と話した。
 訓練に参加したネパール人たちは「走らず落ち着いて避難したい」などと言い、119番通報をしたネパール人女性(20)は「緊張してうまく話すことが難しかった」と述べた。
(飯塚雪)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

住まいLOVE不動産 虹の森 藤城建設 光生会 さわらび会 蒲郡信用金庫
158商品のおすすめドッグフードを比較 hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 全国郷土紙連合 穂の国