豊川市の公営児童クラブは、今年の夏休みから有料で昼食の提供を始めた。保護者から注文を受けた弁当を宅配する業者が各クラブへ届ける。
昨年の夏休みに期間限定で試行した。保護者の負担軽減やクラブの利便性向上につながると評価され、今年から公営の44クラブ(夏休み限定の3クラブ含む)で全期間、実施する。
市内の「宅配クック123」「宅食ライフスマイルライフ」「配食のふれ愛」の3業者に委託。保護者が事前に各社共通の専用サイトを利用して注文する。おかずのみ、ご飯少なめ、普通、多めから選べる。価格は370~480円。
中部小学校に隣接する中部第3児童クラブでは23日、25人の子どもたちが利用し、5人が弁当を注文。おいしく食べた。主任の荒井かおるさんは「忙しい保護者だけでなく、栄養バランスを考えて、さまざまな食べ物を子どもに味わってもらいたいと注文する人もいます」と述べた。
子育て支援課によると、市内の小学生は約9800人で、夏休み期間、児童クラブは1日平均で約1600人が利用する。弁当を注文するのは1割前後とみる。担当者は「利用者にアンケートを取り、課題を改善して来年以降も続けていきたい」と話す。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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