豊橋市のプロバスケットボールチーム「三遠ネオフェニックス」の運営会社「フェニックス」と「サーラ不動産」は、地元の三河鶏を使ったレトルト商品「トマトチキンキーマカレー」(税込み800円)を共同開発した。このほど、同市駅前大通2の「エムキャンパス」で関係者によるトークイベントと試食会があり、ユニホーム姿の三遠ブースターや親子ら会場に訪れた。
「ホテルアークリッシュ豊橋」の総料理長の今里武さんが監修。チームとの調整や試作を重ね、完成まで1年近くかかった。「東三河の食材のおいしさを伝えたい」と「鳥市精肉店」の「厳選三河鶏」をふんだんに使った。トマトを入れることで、チームカラーの赤を表現。さらに味にこくとまろやかさが加わり、今里さんが「子どもから大人まで楽しめる味に仕上がった」と言う自信作だ。
トークイベントでは、今里さん、鳥市精肉店の市川勝丸さん、SAN―ENアンバサダーの鹿毛誠一郎さん、岡田慎吾さんが、開発秘話や展望などを明かした。市川さんは「新鮮で大自然でのびのび育った三河鶏しか使っていない。きめ細やかな肉質とうま味をカレーで感じてもらいたい」と語った。鹿毛さんは「三遠の試合にキッチンカーで出展するのも面白そう」と話し、今里さんは「カレーを食べることでチームの応援になるし、全国に食材の魅力が伝わってほしい」と思いを語った。
その後の試食会には、約80人が行列をつくった。こだわりのカレーを味わい、「食べやすい」「おいしい」と好評で、販売会では1人で10箱以上買う人もいた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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