豊川特別支援学校児童がフラワーアレンジ体験

2019/09/11 00:00(公開)
青年部員と一緒にスプレーマムのフラワーアレンジを体験する児童(同JA提供)
青年部員と一緒にスプレーマムのフラワーアレンジを体験する児童(同JA提供)
 重陽の節句の9日、豊川市平尾町の県立豊川特別支援学校で、JAひまわりスプレーマム部会の青年部(柳瀬大輔代表)や花屋「花幸」の河原夏津子さんによるフラワーアレンジメント作成体験があり、小学部の児童11人が参加した。
 ピンクのリポルや黄色のマオン、白のパレットなど10種類のスプレーマム(菊)を利用し、資料を参考にしながらオアシスにスプレーマムを挿していった。完成させると、思った以上の出来栄えに部員や教諭らも喜んだ。児童は「とても楽しかった。お母さんにプレゼントします」と話した。
 柳瀬代表は、市観光協会の「とよかわブランド」に認定されているスプレーマムの認知度がまだ低いとして「母の日や重陽の節句など、イベントで多くの方にスプレーマムを楽しみ、魅力を知ってもらうことが大切と感じている。児童が楽しんでくれてうれしい。持ち帰ってから家族とも楽しんでほしい」と話した。
 同部会は全国に先駆けて1974(昭和49)年に栽培を始め、年間生産量は田原市に次いで全国2位。近年は葬儀用のイメージがあるスプレーマムを「贈る花」にしようと、一昨年は重陽の節句に高齢者施設の利用者に長寿を祈って贈呈。昨年は母の日に園児が選んだ品種で花束を作り、母親に渡してもらう活動を行った。
(由本裕貴)
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