豊橋津田小で津波避難訓練

2019/11/06 00:01(公開)
防災頭巾を被って瓜郷遺跡まで避難する児童ら=津田小学校で
防災頭巾を被って瓜郷遺跡まで避難する児童ら=津田小学校で
 豊橋市は5日、同市横須賀町の津田小学校で4年生37人を対象に津波避難訓練を行った。同日の「津波防災の日」に合わせて今後30年間で発生確率70~80%とされる南海トラフ地震が起こったという想定で実施した。
 この日は、同市危機管理課の職員が講話を行い、地震や津波の映像を児童たちに見せながら「災害は人ごとではなく自分のことだと自覚することが防災の始まり」と呼び掛けた。
 地震発生時に頭を守る「ダンゴムシポーズ」を説明し、姿勢を低くし、動かないよう指導した。
 その後、10時の緊急地震速報を合図に訓練を開始。約30分かけて津波浸水想定域内の同小学校から域外の瓜郷遺跡(瓜郷町)へ避難した。
 須田康課長補佐は「避難訓練を普段から行っていないと迅速に対応できない。子どもたちは、どのように、どこまで逃げるべきなのかをしっかり確認できたのでは」と話した。児童らは災害がいつ起きてもおかしくないことを自覚しながら、緊張した面持ちで訓練に取り組んだ。
(木村裕貴)
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