豊川の宝陵高で車いすバスケ体験会

2019/12/04 00:01(公開)
ワールドBBCの選手とパス交換する生徒ら=豊川市の宝陵高校で
 豊川市大木町の県立宝陵高校(鈴木眞成校長)で3日、五輪・パラリンピック教育の一環で、名古屋市を拠点に活動する車いすバスケットボールチーム「ワールドBBC」の選手たちを講師に招いた体験会が行われた。
 福祉科と看護衛生科の生徒ら約200人が参加。5人のチームを組んで車いすに乗り、ワールドBBCの竹中久雄さん、竹内厚志さん、早稲田正浩さん、冨永文明さん、加藤和徳さん、神谷泰範さんの選手6人とミニゲームで交流した。
 同校では介助の授業で車いすの操作方法を学ぶが、自身が乗って移動するのは初めて。その上、競技用の車いすのため、生徒たちは必死に操作して移動し、ボールを追った。衛生看護科の村田真紘さん(18)は「倒れるかなと不安だったけど、意外と安定していてスピードも出た。障害のある方でも生き生きとしていて、すごいと思った」と選手の姿に魅了されていた。
 選手たちは、ボールの大きさやコートのサイズなどは健常者による通常のバスケットボールと同じだが、車いすを操作する動作「プッシュ」3回でトラベリングに該当したり、ダブルドリブルの反則は存在しないなどの特殊ルールも紹介。講演ではパラスポーツの魅力や素晴らしさを伝えた。
 来夏の東京パラリンピックでは日本代表の活躍が期待され、この日来校した竹内さんは代表メンバーの最終選考に残っている。同校からは福祉・医療系の職場に進む生徒が多く、早稲田さんは「障害者との接し方を考えるきっかけになれば。車いすバスケがしっかりとした本格的なスポーツだと知ってほしい」と願った。
(由本裕貴)
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