2月14日「県観光交流サミットinたはら」

2020/01/25 00:00(公開)
 観光による地域の活性化を目指し、愛知県内の旅行業者や観光事業者、行政、経済団体などが集い、意見交換する「愛知県観光交流サミットinたはら 着地型観光-地域の力で始める観光まちづくり」が2月14日、田原市で行われる。講演やパネルディスカッション、渥美半島バスツアーなどを実施する。
 サミットは三河湾国定公園指定50周年の2008(平成20)年に蒲郡市で初開催。県内各地で行われ、11回目を迎える。今回は田原市、県観光協会などの主催で実施される。
 田原市は、昨年度から観光体験博覧会「たはら巡り~な」を開催し、本年度には第2次市観光基本計画を策定するなど、観光まちづくりへの機運が高まっている。
 サミットでは、その土地ならではの体験、交流ができる着地型観光を通し、地域同士が連携、観光資源の価値を一層高め、愛知県の観光の活性化へとつなげる狙いだ。
 会場は渥美文化会館。午後1時半のオープニングセレモニーのあと、同2時10分から和歌山大学経済学部教授・大澤健氏が「着地型観光って何?-地元にお客を呼び込む知恵」を演題に基調講演する。
 同3時からは、地域資源を活用したエコツアーを企画、販売しながら人材育成もする伊勢志摩オプショナルツアー「海島遊民くらぶ」代表の江崎貴久さんが「人と人、地域の宝がつながる観光-美談で終わらない戦略」をテーマに講演する。
 同4時10分からパネルディスカッションがあり、田原市の観光関係者らが「着地型観光-地域の力で始める田原市の観光まちづくり」をテーマに意見、考えを述べる。
 会場では、東三河の市町村が連携し「東三河いいもの大集結観光物産展」も開催される。 
 バスツアーは当日午前9時半から午後1時10分まで行われる。渥美線三河田原駅を出発点にイチゴ狩りや菜の花まつり会場を訪れ、電照菊の温室も見学、サミット会場に到着する。昼食も付き、参加料は2000円。先着50人を募っている。
 サミットは無料で聴講でき、当日も受け付けるが、申し込みを呼び掛けている。サミット、ツアーの申し込み、問い合わせは田原市商工観光課内の実行委員会事務局(0531・23・3522)へ。
(中村晋也)
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