豊橋谷川小で「民芸教室」

2020/02/09 00:00(公開)
地域住民にかんぽっくりの乗り方を教えてもらう児童=谷川小学校で
地域住民にかんぽっくりの乗り方を教えてもらう児童=谷川小学校で
 豊橋市立谷川小学校で7日、全校児童83人が地域住民と竹馬やお手玉など昔の遊びを通じて交流した。
 1982(昭和57)年から続く伝統行事「民芸教室」。PTAや地域の有志ら75人が協力し、1・2年生はメンコ、お手玉など昔の遊び四つを地域の高齢者と体験した。3年生以上は、地域に生えている竹などを利用し、竹馬や竹とんぼ、凧作りなどに挑戦した。
 「かんぽっくり」は、1、2年生の児童が持参した缶に穴を開けてもらい、ひもを通して遊び道具を手作り。歩くのに苦労していたが、「足を出す方の缶を上げて」などと住民からアドバイスを受けると、すぐにコツをつかみ、最後は後ろ歩きで進めるまでに成長した。
 2年の辻田菜奈美ちゃん(7)は「1年生のときより、うまく歩けるようになった。かんぽっくりが二つになったから弟とやれたらいいな」と話していた。
 最後は、5年生が丹精を込めて育て、10月に収穫した米を使った五平餅を全員で食べ、地域の親睦を深めた。
(飯塚雪)
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