豊川市が企業立地情報交換会

2020/02/20 00:00(公開)
佐藤氏が安全体感装置を説明した講演会=豊川市民プラザで
佐藤氏が安全体感装置を説明した講演会=豊川市民プラザで
 豊川市は18日、諏訪3の市民プラザで企業立地情報交換会を開き、地元の政財界から約70人が出席した。産業用専用機や精密検査装置の設計・製作を手掛けるアジアクリエイト(豊川市蔵子7)の常務取締役・佐藤陽平氏が「従業員を労災から守りたい!労災体感型教育のススメ」と題して講演した。
 同社は労災防止につながる安全体感装置の販売・レンタルを展開しており、導入企業は国内だけでなくアジアや北米、南米など500社以上、総出荷台数は1500以上を誇る。
 佐藤氏は県内でも1週間弱で1人が労災で死亡しているデータを挙げ、人間は学んだことを1日後には70%以上も忘れてしまうことも原因だと主張。「労災を防ぐには、危険に気付けるようにすることが大事。それにはルールを守り、5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を実施すること」と呼び掛けた。
 製造機器の巻き込まれ事故などを体感できる自社の安全体感装置を動画で紹介したほか、「指差し呼称」で事故の発生率が減ることも伝えた。
 情報提供として、豊田自動織機トヨタL&Fカンパニー産車用FCプロジェクト主査の吉川浩二氏が燃料電池フォークリフトの取り組みについて、鈴木商館の技術本部高圧機器部の副部長・和田智宏氏がFC産業車両用再エネ水素充填(じゅうてん)設備について紹介。県経済産業局産業部産業科学技術課の主査・平垣内美有紀氏が県の燃料電池フォークリフトに関する補助制度を説明した。
(由本裕貴)
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