奥三河ビジョンフォーラム

2020/02/21 00:00(公開)
意見交換する穂積市長、横山町長、村上町長、伊藤村長(左から)=新城文化会館で
4首長の新春懇談会で意見交換

 奥三河ビジョンフォーラム(夏目工理事長)主催の新春懇談会が19日夕、新城文化会館で開かれた。同団体から移住定住や産業振興策の提案があり、新城市、設楽、東栄の両町、豊根村の4市町村長が意見交換した。
 パネルディスカッションには穂積亮次新城市長、横山光明設楽町長、村上孝治東栄町長、伊藤実豊根村長が参加した。
 人口減少という各自治体の課題に対し、同団体幹事の田村太一さんが4市町村で地域おこし協力隊の受け入れ支援や多分野で起業や県内外から企業立地が進んでいる現状から、移住者や人材交流を4市町村合同で行う「奥三河移住窓口」の創設と、起業者事業支援と奥三河ブランドを醸成する「奥三河地域商社の創設」を提案した。
 移住定住に対して村上町長は「観光情報を道の駅もっくる新城で得る人もあるため、情報提供を集約して得られる場所があればよいのでは」、横山町長は「人が集う交流施設で人とのつながりを高めていくことが必要」、穂積市長は「移住定住策は北設楽郡から学ばなければならない状況。奥三河全体で取り組むのがよいのでは。奪い合いはだめ、方向性は共有できれば。一考に値する」とそれぞれ述べた。
 一方、地域商社の創設について伊藤村長は「奥三河で行われていることをつないでいくものとしては必要」と述べた。
(安藤聡)
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