世界の子どもの本展

2020/03/13 00:00(公開)
世界61カ国の良作児童書が並ぶ会場=南栄住宅集会所で
世界61カ国の良作児童書が並ぶ会場=南栄住宅集会所で
県内では豊橋で実現

 世界各国の優れた児童書を展示紹介する「世界の子どもの本展」が12日、豊橋市南栄町の南栄住宅集会所で始まった。日本国際児童図書評議会(JBBY)主催、世界子どもの本展in豊橋実行委員会(事務局・まどか文庫)共催。17日まで。
 子どもや子どもの本に関心を持つ人たちに良作に触れる機会をーと、国際児童図書評議会(IBBY)が隔年で発信する「IBBYオナーリスト(世界の優れた子どもの本を集めたリスト)」の本を紹介する国内巡回展で、県内では同会場のみ開催。昨年12月、東愛知新聞に掲載された同展の記事を見た、まどか文庫の渡辺則子主宰が「ぜひ豊橋でも」と企画し、実現したもの。
 会場では2018年版オナーリストに選ばれた61カ国50言語で書かれた191冊を「ヨーロッパ東部」「中南アメリカ」など地域ごとに紹介。微笑ましい童話や絵本から、「坊ちゃん」など名作の翻訳本、学生運動や人権、環境問題など扱った作品、絵柄の美しい作品など多様な本が並ぶ。会場一角では“児童文学のノーベル賞”とも呼ばれる「国際アンデルセン賞」の受賞作も展示している。
 「大変な時期だが細心の注意を払い開催した。1冊でも良い本、気に入った本に出合ってもらえたら」と渡辺さん。14日午前10時半からは、巡回講演会「世界の子どもと本を考える」を当初より規模を縮小し開催予定。「世界の子どもの本はこんなに面白い!」と題し、スペイン語翻訳家・宇野和美さん、英語翻訳家・おおつかのりこさんの話を聞く。定員30人で参加無料。申し込み・問い合わせは、まどか文庫の渡辺さん(090・8545・8900)へ。
(田中博子)
「国際アンデルセン賞」受賞作などを紹介するコーナーも=同
「国際アンデルセン賞」受賞作などを紹介するコーナーも=同
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