イトコーが豊橋のトヨタネ研究農場完成見学会

2020/04/18 00:00(公開)
床や天井などに木材がふんだんに使われた事務所=豊橋市のトヨタネ研究農場で
床や天井などに木材がふんだんに使われた事務所=豊橋市のトヨタネ研究農場で
 豊橋市東高田町のトヨタネ研究農場で17日、建設工事を手掛けた豊川市の工務店イトコー(伊藤正幸代表取締役社長)による完成見学会が始まった。18日も午前10時から午後4時まで開かれる。
 2階建て延べ約474平方㍍の事務所は、スギやヒノキ、マツなど事業所としては珍しい木材をふんだんに使った。木の板を互いに直交するように積層接着し、耐震や強度で定評のあるCLT工法を用いた大空間のフローリングや、天井や柱、梁(はり)にも木材を使用した。
 住宅建築への導入も勧める太陽熱・光のエネルギーを活用したOMクアトロソーラーハイブリットシステムを採り入れ、新型コロナウイルス感染症にも配慮し、換気をしながら室内を温める構造を実現した。
 1階は事務所や更衣室、2階は会議室や食堂、休憩室。豊橋市向草間町にあるグループ本社と連携し、農場研修制度や実習生制度にも積極的だ。広い会議室は実習や講演などの活用が期待されている。
 低層階の延べ床面積500~1000平方㍍の場合、木造建設だとコスト減や節税、快適性にメリットがあるため、従業員の健康面を重視して木造を採用する企業も増えている。伊藤社長は「働き方改革が叫ばれる中、木の効用で健康的に生産性を高めるきっかけになれば」と話している。
 内覧会は予約制。問い合わせは同社(012086・4191)へ。
(由本裕貴)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。
最新記事

日付で探す

虹の森 蒲郡信用金庫 さわらび会 光生会 藤城建設 住まいLOVE不動産
hadato 肌を知る。キレイが分かる。 豊橋法律事務所 ザ・スタイルディクショナリー 全国郷土紙連合 穂の国