田原の洋画家・山本さんが砂浜をキャンバスに

2020/05/10 00:01(公開)
砂浜に笑顔を描く山本さん=谷ノ口海岸で
砂浜に笑顔を描く山本さん=谷ノ口海岸で
 田原市在住の洋画家山本拓也さん(49)が8日、同市の谷ノ口海岸で約400㍍の砂浜をキャンバスにして、大小の顔を描いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける人たちへ向け「波に乗って世界中に笑顔が届きますように」との願いを込めた。
 山本さんが背丈ほどの流木を砂浜に走らせ、約1時間かけて波打ち際に描いた顔は大小合わせて16個。「私のアートがあなたを落ち着く場所へ導く」とのメッセージも添えた。
 宮城県女川町出身の妻美貴子さんと共に、絵画を通じて東日本大震災復興を支援している。山本さん自身もウイルス感染拡大で個展が中止となった。「自分にも言い聞かせるつもりで描いた。新型コロナで苦しみ、悲惨な思いをした人が笑顔になってほしい」と願った。
 「16個の顔」は、その日のうちに波が消し去ったが、制作の様子はドローンで撮影し、動画投稿サイト「YouTube」で配信している=QRコード。検索は「あっか はまべでおえかき」で。映像作品として今後、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)での発表も予定している。
(飯塚雪) 
海岸に描かれた大小の顔、右の人影は山本さんら(ドローンの映像から)
海岸に描かれた大小の顔、右の人影は山本さんら(ドローンの映像から)
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